小児 大百科

小児医療が抱える問題

小児科の減少

近年、少子高齢化が進んでいる現状において少子化が原因で多くの産婦人科が経営困難な状況にありますが、さらに深刻なのが小児科や小児病院の減少です。ですが、この激減の理由は、少子化だけが理由だとはいえません。

もちろん、少子化によって引き起こされているのも理由の1つなのですが、最大の理由として診療報酬の安さと小児科医の不足が大きな要因だと考えられます。基本的に日本国では、診療に対する報酬と言うのは法律で定められています。どれだけ患者数が多くても、基本となる診療報酬が安ければ病院としての利益が少なくなるのは当然なのです。

個人の小児病院では、利益が少なくなると経営していく事は困難ですし、総合病院などでも利益が出ない赤字の小児科は経営を圧迫する要因になってしまいます。小児科の診療報酬が低い理由の1つとして考えられるのが、大人より手はかかるが、子どもは安全性を考慮している為、成人に比べて薬の量が少なく診療報酬は低くなるといわれています。

さらに深刻なのが早朝・夜勤、休日対応による過重労働など、条件の厳しさなどがあげられており、激務で知られる小児科医が敬遠され小児科医になりたいと思う研修医が減少しているのです。総合病院などでは小児科医の確保できず、やむなく小児科を閉鎖する病院も相次いでいます。

このような問題を改善しようと診療報酬の見直しや、小児科医への研修医制度なども改善され始めていますが、大きな成果には至っていないのが現状です。

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